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cad製図基準の詳細を分かりやすく解説

query_builder 2021/08/25
コラム
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cadによる製図をする場合、国土交通省によって標準仕様が決められています。
この標準仕様のことをcad製図基準と言います。

▼cad製図基準とは
cad標準基準とは、国土交通省によって定められており、図面をcadデータ化する標準仕様のことを言います。
・土木設計業務などの図面
・工事の発注図
・完成図に使用するcadデータのフォルダ構成やファイル形式
などの仕様を定めたものがcad標準基準の内容となっていて、具体的には次のようなものになります。

・cadデータの属性情報(図面名・作成者名・図面尺度など)
・フォルダ構成
・図面様式
・レイヤ名
他に、用紙サイズや余白、輪郭線や線幅、色など、さまざまな項目が細かく定義づけられており、詳細は国土交通省のサイトよりダウンロードすることができます。

▼cad製図基準に沿って図面を作成するためには
cad製図基準に沿って図面を作成するためには、以下のような流れになります。

1.各種設定を行っておく
「工種設定」コマンドでcad製図基準の設定、作図する図面サイズや表題欄、保存先などの設定を行います。

2.各要素を作図
「レイヤ切替ツール」でレイヤ名を指定、各要素を作図します。

3.図面を保存する
作図ができあがったら図面を保存します。

4.電子納品用ファイルに変換する
「電子納入」コマンドで、図面を電子納品用のファイルに変換します。

▼まとめ
図面をcadデータ化するための標準仕様が国土交通省によって定められており、このことをcad製図基準と呼びます。
cad製図基準は細かく多岐にわたっているため、ガイドラインなどを参考にしてチェックしながら作業を続ける必要があります。

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